シロアリの女王アリについて
女王アリは生殖に対する執念がすごい!

シロアリの女王アリは、多数の兵アリ(へいぎ)、職アリ(しょくぎ)との集団生活を営みますが、その頂点に君臨しています。女王が死んだらつぎの女王となる副女王アリがいて、それが死んだら跡を継ぐために待機している幼虫たちがいるのです。それだけ用意周到なので、さも寿命が短いの?と思いがちですが、女王アリの寿命は10年以上です。その間、職アリにエサをもらいながら1年中休みなく千数百個の卵を産み続ける、生命力の強い生物なのです。約3年で5万匹から10万匹もの集団を作り上げるのです。
俗に言う羽アリは女王アリ候補のシロアリで、子孫繁栄のために生まれてくる幼虫をニンフと呼び、羽アリになる前段階の状態です。ニンフは羽が生えるまでは職アリとして活動していますが、コロニーが一定の数に達したり、その時期が来ると新たなコロニーを形成するために飛び立って行きます。ただし、その中でもオス・メス一対になって営巣できる羽アリはほんのわずかと言われており、シロアリをエサとする昆虫や鳥に食べられてしまうのが大半です。そうした難を乗り越えてコロニーを形成できた羽アリが王アリ・女王アリとして新たに繁殖活動に入ります

女王アリは言うまでもなくそのコロニーのトップなので、自らで餌を取ってくることはありません。ニンフや兵アリも同様で自ら餌を取ることができないので、その全てを職アリに依存しています。コロニー内の9割以上は職アリで、木材等に加害するのは全て職アリです。兵アリは外敵から巣を守るだけの役目、ニンフは上述のとおり子孫繁栄のために生まれてくる幼虫です。女王アリは見た目からもすぐ判断ができ、腹部が異様に肥大化するのが特徴で、一日数百個以上の卵を産みます。
羽アリは羽こそありますが、実際には飛んでいるのではなく、風に流されている程度の能力しかありません。トンボのように自身の意思で飛ぶ方向を定めることができれば、もっと多くの新たなコロニーを形成することができるかもしれませんが、風に流されているだけなので、着地の場所を選ぶこともできず、外敵に狙われても逃げることがほとんどできません。ゆえに営巣できる羽アリはほんのわずかとなってしまいます。そうした困難を乗り越えられた数少ない羽アリが、新たな女王アリとなります。
次のページでは、シロアリは越冬できる?をご紹介いたします。
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