ピコイのシロアリ駆除用薬剤のご紹介
シロアリを駆除したいのだけれど薬剤を家に大量に使うのは体に影響がありそうで心配、子供の体に悪いのでは?薬剤を散布した後にニオイが残って頭痛が起こったりめまいがしたりしないだろうか?など、薬剤を散布することに関して不安があり、なかなかシロアリ駆除に着手できない、という方も多いと思いますがピコイでは人体への影響が極めて少ないと言われる薬剤を使用しています。
シロアリの種類にイエシロアリがいます。これは土の中に巣を作り、さらにそこから土や排泄物で蟻道を作って行動範囲を拡大し、小さな分巣をいくつも作って繁殖しながら被害を大きくするという特徴があります。まずはこのように住み家や移動の手段となる土からシロアリを駆除しなければなりません。
土壌処理剤「ミケブロック」
ピコイでは土壌処理剤として「ミケブロック」という薬剤を使用します。
これには「ジノテフラン」というニコチノイド系の薬剤を使用しており主な原料はタバコでありニコチンに似た成分ですが毒性を低く抑えられるように開発されたものです。毒性が低いので、農薬として稲、果樹、野菜、花などに適用されています。
このジノテフランを主原料としているミケブロックは、常温で空気中に蒸発しやすく空気を汚したり水に溶けると土や地下水の汚染の原因となる物質である「VOC(揮発性有機化合物)」が含まれていないのが特徴です。有効成分は非忌避性(シロアリが薬剤を嫌って逃げていくことがない)であり、遅効性(ゆっくりと効果が表れること)なのでシロアリに対して持続的な効果を発揮します。また薬剤が蒸発して屋内へ入り込み、散布後にシックハウス症候群や化学物質過敏症になるのではないかとの懸念もあるかと思いますが、ミケブロックは蒸気圧が極めて低く(液体が蒸発しにくいということ)薬剤が常温で気体となって発散しにくいのでお住まいの方に対する安全性が高いです。ニオイや刺激もほとんどありません。
木材に適した薬剤「ミケブロック木部処理乳剤」
土を巣として生息するイエシロアリの他にヤマトシロアリとアメリカカンザイシロアリという種類もあります。こちらは木材を巣にして生息します。
これらの場合は「ミケブロック木部処理乳剤」といって木材に適した薬剤を使用します。主成分は前出の「ジノテフラン」と「F-69」というものです。VOC(揮発性有機化合物)は従来の商品より98%以上削減しており極めてニオイもなく刺激もほとんどありません。「F-69」は広範囲に優れた防腐効果があり、高い防蟻性能でシロアリに対して持続的な効果を発揮します。
除虫菊のエキスを使用した植物由来の防除剤
また、除虫菊のエキスを使用した植物由来である「天然ピレトリンMC【SES】」と「木部用天然ピレトリンMC【SES】」というシロアリ防除剤も使用しています。 除虫菊とは「シロバナムシヨケギク」といい、蚊取り線香の原料としても広く知られている植物です。ピレトリンを含んでおり、この成分は人体には無害ですが昆虫などには神経に作用して麻痺や活動不能を引き起こす効果があります。
除虫菊の花から抽出したエキスを防蟻成分としており、マイクロカプセル化して長期間にわたり薬剤の効力が持続する残効性があります。このように使用している薬剤はいずれも自然界に存在する植物由来の天然有効成分を配合した薬剤であり、「日本しろあり対策協会」「日本木材保存協会」において認定を受けていますので安全性も高く安心して使用できるようになっています。
製品名 | ミケブロック | ミケブロック 木部処理乳剤 |
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用途 | 土壌処理剤 | 木部処理剤 |
成分 | ジノテフラン20.0% | ジノテフラン:5.0% F-69:5.0% |
希釈倍率 | 100倍 | 50倍 |
認定 | 日本しろあり対策協会 第3507号 日本木材保存協会 A-4210号 |
日本しろあり対策協会 第7298号 日本木材保存協会 A-5397号 |
特徴 | 業界初の新剤型「顆粒水溶剤」である。 | 高希釈倍率の木部処理用乳剤である。 |
VOC(揮発性有機化合物)を含有しない。 | VOCを当社従来比98%以上削減している。 | |
極めて低臭性で、刺激性も殆どない。 | 極めて低臭性で、刺激性も殆どない。 | |
有効性分が非忌避性かつ遅効性なので、シロアリに対し持続的な効果を発揮する。 | 高い防蟻性能で、シロアリに対し持続的な効果を発揮する。 | |
有効性分の蒸気圧が極めて低く揮散しにくいため、居住者に対する安全性が高い。 | 防腐成分のF-69が広範囲なスペクトルを有し優れた防腐効果を発揮する。 |